A.F ARTEFACT exclusive MANDARIN COLLAR HENLEY TOPS [Persimmon Dye]

LOOM exclusiveモデル。気温が上がった時期から企画をスタート。
先読みでは無く、リアルタイムのタイムリーな感覚で素材を選定。
今年の夏にヘビロテしたいシャツでもカットソーでもない新感覚のトップスとして
シンプルに袖を通せて雰囲気の良いスタイルを追求しました。

■スタイルについて
素材の風合いを活かす様に、各染色を施したヘンリーネック・タイプのトップス。
3サイズ展開を行う事に由って、様々な体型の方にフィットする様に企画。
襟ぐりと前立ての部分、そして背面のヨーク部分をシャツ地の織生地に、
本体と袖の部分をカットソー地の編生地(ジャージ)に切替を施したデザイン。
シンプルなディティールながらも、異素材の染色具合の表情の違いを愉しめる作品。

■染色について / 柿渋染め & 鉄媒染
青い渋柿の実を絞った果汁を、長時間掛けて自然発酵させて出来たものを使い、
"カキタンニン"という成分が空気に触れ、酸化や乾燥する事で柔らかな発色に変化します。
防水、防腐、防虫、抗菌、耐久などの効果があり、日本では古くから染料や塗料に用いられます。
また、柿渋染めを行う前の下地段階で、先に鉄媒染を行うことで、
全体的に色味が濃く、影が差す様な黒さが入り混じり、陰影を美しく表現させています。

■素材について
SSシーズンのリアルタイムに特化させた、Tシャツの様に気兼ね無く、
且つ、シャツの様に構築感やモード感を持たせた、コンビネーション素材。
本体素材に採用したのは、定番の太さが不揃いの糸で編んだ肉厚の天竺ジャージ。
程良い堅牢度を持つ度詰めの編地で、凹凸感の有る裏面を表使いする事で、
染料の染まり具合、陰影感がより効果的に発揮される様に設計しています。
部分素材には、同じく定番のタイプライター・コットンクロスを採用しています。
細番手の糸を高密度で織り込み、皺の混入も風合いとして表現出来る素材です。